SOUND MUSEUM VISION

渋谷の地下に広がるこの巨大なスペースには、さまざまな表情があります。

RASMUS FABER

RASMUS FABER

スウェーデン生まれのプロデューサー/コンポーザー/DJ。スウェーデン・グラミー賞も受賞している著名ジャズ・ミュージシャンの息子として生まれたラスマスは、幼い頃からピアノを習い始め、10代の頃には地元ストックホルムにてジャズ・ピアニストとしてセッションするようになる。その後本国のポップス/ジャズ系アーティストのプロデュースを手掛けるようになった彼はやがてハウス系アーティストであった友人のレコーディングにキーボーディストとして参加依頼を受けたことをキッカケにその魅力に取り付かれ、自身でもハウス・ミュージックを制作するようになり、「Never Felt So Fly」を完成させる。そのデビュー・シングルはいきなり大ヒットを記録し、彼の名は世界各地のハウス・シーンに深く刻み込まれることに。同年、ハウスのトップ・レーベルのひとつでもあるDefected Recordsのオーナー兼A&Rサイモン・ダンモアよりリミックスを依頼され、その仕上がりに目から鱗が落ちた彼がすぐさまストックホルムに飛び、ラスマスのマネージメントおよびレーベル契約を自らオファーしたという逸話も有名だろう。
その後自身のレーベルFarplane Recordsを立ち上げ、レーベル第1弾であり未だ全く色褪せないビッグ・アンセム「Ever After」をリリース。その音楽的造詣の深さを内に秘めたゴージャスかつクールな美麗サウンドは、国内外問わず受け入れられ各地で大ヒットを記録し、ヨーロッパ/北米にて数多くのハウス・コンピに収録された。続いて自身のレーベルから「Divided/United」「Get Over Here」「Come With Me」等のヒットを連発し、そして彼のシングルを収録した日本編集企画盤『So Far』が04年に日本でハウス・シーンの枠を超えて大ブレイク。そして08年には待望のファースト・アーティスト・アルバム『Where We Belong』をリリースし、シングル「Are You Ready」共に大ヒットを記録。その後も数多くのリミックスやプロデュースを手掛け、09年にはバンド・スタイルでの来日を果たし大成功を収める。10年にはシングル・コレクション第3弾となる『So Far 3』をリリースし、シングル「Hidden Thoughts」もヒット。その後同シングルにフィーチャーされたシンガー・ソングライターのフリーダのアルバムをプロデュースし、シングル「Towers」は日本ラジオ・チャート1位という快挙を達成。
また09年から自身のルーツであるジャズと、共感してやまない日本のアニメを融合させた『Rasmus Faber pres. Platina Jazz』企画をスタートさせ、本格派のジャパニメーション・ファンを巻き込んで話題になったことから大ヒットし、現在ハウス・ファンのみならずアニメ・ファン、ジャズ・ファンをも魅了する稀有なアイコンとなっている。最近ではTVアニメ「輪廻のラグランジェ」のオープニング・テーマの作曲・プロデュースをも手掛け、オリコン初登場11位をマークするなど大ヒットに導いている。
キーボードを弾きながら、CDJ3台を駆使するクリエイティヴでエキサイティングな、まるでソロ・オーケストラのようなライヴDJセットは唯一無二の世界であり、昨年震災直後の来日も、海外アーティストがこぞって来日キャンセルをするなか、周囲の反対を押し切って来日したことは記憶に新しい。